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Molecule Plane

京都府出身の音楽家、サウンド・エンジニアであり、Route09名義でも活動しているYuki Ohtsukaが2014年よりスタートさせたソロ・プロジェクト。

「持続的な音色の積層化とそれに伴う複合的なテクスチャ―の変容によって音響空間そのものの異化を誘発させる」というコンセプトに基づき、CDアルバム『Acousticophilia』(299 MUSIC/2016)、『SCHEMATIC』(きょうRECORDS/2017)、配信限定EP『Asylum』(2021)をリリースしている。また、2020年からライブ・レコーディング・アルバム「Extra-Ordinary」シリーズを展開し、『Cluster/Dispersion』、『Corridor of vacancy』の2作を配信しているほか、『a sign 2』(remodel/2020)をはじめとした国内外のコンピレーション・アルバムにも多数参加。近年はモジュラー・シンセサイザーを用いたライブ・パフォーマンスを活発に行っており、これまでに瀬戸内国際芸術祭 DOMMUNE SETOUCHI、奈良・町家の芸術祭はならぁと、KYOTO EXPERIMENT、GIGA MODULAR、GIGA NOISE、KFoM、Powwow Tokyo、Modular On The Spot Kyotoなど多数のイベントに出演している。

大阪芸術大学で電子音響音楽(ミュージック・コンクレート/アク―スマティック)の作曲および多層化立体音響システム「アクースモニウム」の演奏と音響技術を学び、同大学院を修了。2012年にはフランス・クレで開催されたアクースモニウムの演奏講習会にも参加している。CCMC (Contemporary Computer Music Concert) 2012でMOTUS賞を受賞。現在も国内のコンサートで新作を発表し続けているほか、海外のコンサートやフェスティバル、ラジオ放送などで作品が上演されている。

電子音楽家imaとのユニットA.N.R.i.ではCDアルバム『All Noises Regenerates Interaction』(shrine.jp/2013、2020年再発)をリリースし、電子音楽の夕べ、Sound Live Tokyo Fringe「東京都初耳区」、algorave Japan Tourなどのイベントへ出演している。

マスタリング・エンジニアとしてこれまでに福間創(ex. P-MODEL, soyuz project)、檜垣智也、Sima Kim & Ryuei Kotoge、テンテンコなどの作品を手掛けているほか、国内のアクースモニウム・コンサートや現代音楽の公演に音響技術として多数参加。また、PAエンジニア、レコーディング・エンジニア、企業や映像作品への楽曲・効果音提供、執筆、機材コンサルティング、ワークショップ講師など幅広く活動を展開している。

電子音楽カンパニーhirviメンバー。日本電子音楽協会会員。

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